2026.10.27
management
発信する原稿を点数で選ぶのをやめた理由と、代わりの選び方
毎日、発信する原稿がたまっていきます。どれを出すかを決めるために、点数をつけて上から選ぶやり方は、公平に見えます。けれども、その点数は出す前の予想にすぎません。この記事では、弊社が原稿を点数で選ぶのをやめた理由と、代わりの選び方に答えます。
株式会社ストリックランドは2026年10月14日、発信する原稿を点数で選ぶ関門をやめました。代表の判断は「まず手当たり次第に出して、数字を見て直す」です。検査を通った原稿は全部出し、選ぶ基準は出した後の閲覧数と保存の数で作ります。内容は2026年10月時点の弊社の運用です。
点数は出す前の予想
点数をつけるのは、原稿を出す前です。この時点では、読む人がどう動くかはまだ分かりません。
点数で選ぶと、次のことが起きます。
- 予想が外れても気づけない
- 高い点数の原稿しか出ないので、低い点数の原稿が読まれたかを確かめられない
- 点数の付け方が基準になる
- 付けた人の好みが、そのまま出す原稿を決める
- 選ぶ作業が増える
- 原稿が増えるほど、点数をつける時間も増える
経営者が見るべきなのは、予想の正しさではなく、実際に読まれたかどうかです。
弊社が決めたこと
- 点数で選ぶ関門をやめた
- 2026年10月14日に決めた
- 検査を通った原稿は全部出す
- 検査の中身は、禁止語、重なり、文章の読みやすさ
- 選ぶ基準は出した後の数字で作る
- 見るのは閲覧数と保存の数
検査と選別は別の仕事
点数をやめたあとも、検査はやめていません。検査は、外に出して困る原稿を止める仕事です。
- 禁止語の検査
- 法律に触れる言い方や、使わないと決めた言葉が入っていないかを見る
- 重なりの検査
- 過去に出した原稿と同じ内容や同じ言い回しになっていないかを見る
- 読みやすさの検査
- 人が読んで筋を追える文章かを見る
検査は「出してよいか」を決めます。選別は「どれを多く出すか」を決めます。弊社は、前者を出す前に、後者を出した後に行うと決めました。
代わりの選び方
出した後の数字で選ぶ手順は、次のとおりです。
- 検査を通った原稿を、全部出す
- 出した原稿ごとに、閲覧数と保存の数を記録する
- 数字が大きかった題材と書き方を、次の原稿に使う
- 数字が小さかった原稿は、題材と書き方のどちらが合わなかったかを分けて考える
- 書き方を変えて、もう一度出す
この手順を毎日くり返します。出す前の予想ではなく、出した後の事実で次を決めます。
数字の決め方
数字を後から選ぶと、都合のよい数字だけを見てしまいます。見る数字は、出す前に決めておきます。
数字の決め方は、次の2本にも書きました。
- 生成AIの導入効果は導入前に測る項目を決め、導入後に比べて測る
- 数字を先に決める考え方
- 研修が「やった気」で終わる理由と、毎週3つの数字で防ぐ方法
- 毎週見る数字を絞る方法
数字が少ないうちの見方
出し始めたばかりの時期は、数字の数がまだ少ないです。1本の結果だけで、題材の良し悪しを決めないでください。
- 同じ題材を、書き方を変えて出す
- 題材の問題か、書き方の問題かを分けて見るため
- 数字の変化を、出した日ごとに記録する
- 記録が残っていれば、あとで見直せる
- 判断を急がない
- 数字が出そろうまでは、出す本数を変えずに続ける
決める前に確かめること
手当たり次第に出す方法には、向かない場面もあります。次の点を、会社として先に確かめてください。
- 外に出して取り消せないものか
- 取り消せない内容は、検査を厳しくするか、人が先に読む
- AIに任せる範囲は決まっているか
- 弊社は、AIに許すのは原稿の下書き作りと読み込みだけで、その範囲は設定で決め、投稿のボタンは人が押す
- 閲覧数と保存の数を、最後の成果にしていないか
- 弊社は、成果を見た人の数ではなく、問い合わせと申込みにつながったかで見る
閲覧数と保存の数は、次に何を出すかを決める材料です。会社の成果そのものではありません。
まとめ
点数は、出す前の予想です。数字は、出した後の事実です。弊社は、出してよいかを検査で守り、どれを多く出すかは出した後の閲覧数と保存の数で決めます。発信の選び方で迷っている会社は、まず検査と選別を分けて考えてみてください。
出す前に人が悩む時間を、出した後に数字を読む時間へ移す。これが弊社の決めたことの中身です。

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