2026.10.16
management
会議で口頭で話す議題は、はい・いいえで答えられないものに絞る
会議の時間が足りません。全員が集まっているのに、報告を順番に聞くだけで終わってしまいます。経営者なら、そんな場面を一度は見ているはずです。この記事は、会議で口に出して話す議題を、会社としてどう決めるかに答えます。
会社として決めるのは、口頭で話すのは「はい」か「いいえ」で答えられない議題だけ、という線引きです。連絡と報告は文章で足りるので、会議の議題に入れません。相談と確認の議題だけを話し合うと、時間が足ります。以下は、2026年10月時点の弊社の判断です。
口頭で話す議題の条件
口頭で話す価値があるのは、人によって答えが分かれる議題です。顔を合わせて話せば、その場で理由を聞き返せるからです。
- 口頭で話す議題
- 相談
- どちらを選ぶか迷っていて、意見を聞きたいこと
- 確認
- 内容に食い違いがないか、互いに言葉で確かめたいこと
- 文章で足りる議題
- 連絡
- 日程が変わった、担当が替わったという知らせ
- 報告
- 先週やったことと、今の進み具合
見分けるときは、議題に対する返事を想像します。「分かりました」で終わるなら連絡か報告です。「それは違うと思います」と返ってきそうなら、相談か確認です。
連絡と報告は文章にする
連絡と報告を会議で読み上げると、聞く側は同じ内容を一度に受け取るだけです。質問も出ません。文章にして先に送れば、読む人は自分の都合のよい時間に読めます。
文章にするときは、次の2つを守ります。
- 読んだだけで内容が分かるように書く
- 返事が要る場合は、いつまでに誰が返すかを書く
返事が要る連絡は、実は相談や確認かもしれません。たとえば「この日程で大丈夫ですか」は確認です。その場合は会議の議題に戻します。会議に出す前に、文章で足りるかをもう一度見直します。
議題を配る前に分ける
分ける作業は、会議を開く人が前日までに行います。会議の前に、議題を相談と連絡に分けて配ります。
- 配る前にすること
- 議題を全部書き出す
- 1つずつ「はい・いいえで答えられるか」を見る
- 答えられるものは文章に直して先に送る
- 答えられないものだけを会議の議題に残す
こうすると、参加者は会議の前に連絡を読み終えています。会議の場で話すのは、相談と確認だけです。議題の数が減るので、1つの議題にかける時間も取れます。
議題が1つも残らなかったら、会議は開きません。集まる理由がないからです。
決めたことは書き残す
口頭で話した結果は、そのままにすると人によって覚え方が変わります。会議の終わりに、決まったことと、誰が何をいつまでにやるかを書きます。期限は、「なるべく早く」ではなく日付です。
決まらなかった議題も同じです。次に話す日を書いて終えます。結論に宿題がない議事録は、読んでも動けません。
議事録をAIで作る場合は、議事録AIを社内で使う前に決める4つのこと 範囲・知らせ方・保管・確認も参考にしてください。どこまで記録するかを先に決めておくと、迷いません。
迷う議題の扱い
分けても、迷う議題は出ます。そのときの決め方も、先に会社で決めておきます。
- 迷う議題の例
- 報告のように見えて、中身に判断が混ざっているもの
- 進み具合の報告に「このまま進めてよいか」が含まれている場合
- 連絡のように見えて、相手が反対しそうなもの
- 担当の交代など、本人の事情に関わる場合
- 決め方
- 判断が混ざっている部分だけを取り出して議題にする
- 残りの報告は文章で送る
議題を取り出すと、会議で話すことが小さくなります。「報告」という名前のまま会議に出すと、判断の部分が報告の中に埋もれて、決まらないまま終わります。
決めごとは会社の形にする
この線引きは、会議を開く人の好みにしないほうがよいと考えます。人が替わるたびに、議題の基準が変わってしまうからです。
会社として決めておくことは、次の点です。
- 口頭で話す議題の基準
- はい・いいえで答えられない議題だけ
- 文章にする議題
- 連絡と報告
- 会議の終わりに書くこと
- 決まったことと、誰が何をいつまでにやるか
- 決まらなかった場合は、次に話す日
決めたら、社内の全員が読める場所に1枚で置きます。新しく会議を開く人も、それを見れば同じ進め方ができます。
時間の決め方も、ひとつの目安になります。弊社の顧問型ITコンサル&ヘルプデスクは、月2回、30分、オンラインの定例で進めます。長く話す前提にせず、短い時間に話す議題を絞る形です。
最初の一歩は、次の1回の会議です。議題を相談と連絡に分け、連絡は文章で送ります。そのうえで、会議のあとに、時間が足りたかどうかを確かめる流れです。足りなければ、議題の分け方を直します。

資料請求
会社情報やサービス内容についての資料が
無料でダウンロードできます。
お問い合わせ
お仕事のご依頼、お見積もり、ご相談は
こちらからお問い合わせください。
