2026.11.03
management
古い台帳をAIに整理させる日に、人が決める時間も予定に入れる
古い台帳をAIに整理させると、きれいな表が返ってきます。そこで作業が終わったように見えますが、その表をそのまま使ってよいのか、迷う場面があります。この記事の問いは、AIの整理のあとに人が決める時間を、会社としてどう取るかです。
結論から言うと、AIに整理を頼む日に、人が決める時間も予定に入れると会社で決めます。決める人と日を、台帳をAIに渡す前に決めておくということです。AIは書き方が同じ重複ならまとめられます。しかし、残った行が正しいかどうかは、AIには決められません。そこは会社の仕事として残ります。
時間を先に決める理由
AIの整理が終わると、人は仕事が済んだと感じます。すると、AIが印を付けた行は後回しになります。
後回しにされた行は、いつまでも直りません。古い台帳と新しい台帳が並び、どちらが正しいのか分からなくなります。AIに整理させた意味が薄れてしまいます。
だから、決める時間は終わってから探すのではなく、頼む前に予定へ入れます。予定に入れれば、決める人が忙しくても、いつ決めるかは動きません。決める時間は、整理の仕事の一部として数えます。
ある会社の事例
ある会社の事例では、約870行の古い台帳をAIに整理させました。AIは、完全に同じ行をまとめました。
ところが、AIが判断できない行が105行残りました。その会社は、AIが付けた印をもとに、会社の人が1行ずつ決めました。AIが迷った行を勝手に決めなかったので、間違った整理が台帳に混ざりませんでした。
この数字は、その事例の数字です。行数は台帳ごとに違います。大事なのは、整理のあとに人が決める行が、必ず残るという点です。
決めるのは会社の感覚
弊社は、人を技術に合わせず、技術を会社の感覚・知識・文化に合わせると考えています。印の付いた行を決める仕事も同じです。
たとえば、名前が似た取引先が2行あるとします。同じ会社の入力違いなのか、別の部署と取引している別の会社なのか。AIは文字を見て似ていると言えますが、その会社の事情は知りません。事情を知っているのは、現場の人です。
だから、決める人は台帳を作った現場から出すと、話が早く進みます。AIの設定を作った人ではなくて、取引の中身を知っている人です。
人に戻す行の見分け方
印の付いた行は、すべて同じ重さではありません。入力の間違いに見える行は、見れば数秒で決まります。取引の事情が絡む行は、元の書類や担当者に聞く手間がかかります。
そこで、印を付けるときに、迷った理由もAIに1行で書かせます。理由が分かれば、決める人は先に軽い行から片づけられます。重い行は、聞く相手を先に決めてから進めるやり方です。
理由を書かせる決まりは、台帳を渡す前にAIへ入れておきます。毎回お願いする手間は要りません。
決める前に話し合うこと
時間を取ると決めたら、次の点を事前に話し合っておきます。
- 決める人
- 印の付いた行を、最後に決める人を1人にする
- 迷ったときに相談できる人も、同じ場で決めておく
- 決める期限
- 印の付いた行を見る日を、先に決める
- 期限を過ぎた行をどうするかも決める
期限を過ぎた行を、古い台帳のまま使うのか、いったん止めるのか。これは会社によって答えが違うので、事前に話し合います。
印の付いた行が多すぎた場合も、決めておきます。1日で終わらないなら、日を分けるのか、人を足すのか。このときの費用や時間の上限は、会社ごとに違います。この記事では数字を示さず、決める前に話し合う点として挙げます。
AIの出したものを通す基準は、AIの合格の基準は人が決めて文章に書くに書いています。確認の置き場は、AIの確認は3か所に置くが参考になります。
明日できる次の一手
明日やることは1つです。整理したい台帳を決めたら、現場で一番よく知っている人の名前を予定表に書きます。
その人と、AIに頼む日の1週間後に、30分の予定を入れます。予定の題名は「印の付いた行を決める」にします。まだ印の付いた行はありませんが、先に予定を入れておけば、整理のあとに決める時間が消えません。
この記事の内容は、2026年10月時点の弊社の考え方と、ある会社の事例にもとづいています。台帳の整理と、そのあとの決め方に迷うときは、弊社への相談も可能です。AIを入れる会社の事情に合わせて、弊社も一緒に決めていきます。

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