2026.09.15
Training
京都で生成AI研修を探すときに見るべき5つのこと

生成AI研修とは、ChatGPT や Claude などの生成AIを、社員がそれぞれの業務で使えるようにする法人向けの訓練で、京都で探すときに見るべきことは5つあります。公的機関の窓口と講座を先に使ったか、研修の中身を自社の業務名で書けるか、期間中に毎週何が出るか、終わった後に何が残るか、助成金の説明が正しいか、です。研修会社の名前や教材の本数を見るのは、その後で足ります。
株式会社ストリックランドは京都市の会社で法人向けの生成AI研修 Qu を提供しており、自社の話は3つ目と4つ目に出てきますが、1つ目と5つ目は当社を選ばない場合にも当てはまります。
1. 京都の公的機関の窓口と講座を先に使ったか
先に公的機関のものを確かめると、何を有償で買うべきかがはっきりします。京都には2026年9月時点で次のものがあります。
- 公益財団法人京都産業21の IoT・AIビジネス相談窓口。IoT・AIを使った業務改善や生産性向上の取り組みを相談できます。費用はサイトに記載がなく、窓口へ確認が要ります
- 京都市のデジタル・DX人材育成講座。運営は京都高度技術研究所。市内中小企業向け、全6回、各回30名先着で、参加は無料です
- 京都市の DXによる生産性向上支援事業。運営は京都高度技術研究所。IT専門家派遣とIT導入補助金で、上限500万円・補助率2分の1以内。製造業限定で、令和8年度は6月30日に締切済みです
窓口と講座は、知る段階に向いています。そこで自社の業務のどこに使うかが見えたら、次は有償の研修で「自社の業務で成果物を作る」段階に進みます。最初から有償に入ると、知る段階に費用を払います。
2. 研修の中身を自社の業務名で書けるか
案内に「リテラシー研修」「プロンプト講座」とあれば、誰の業務にも直結していません。見積書、議事録、提案書、報告書。自社の業務名で言い換えられるかを確かめてください。
助成金にも直結します。厚生労働省は令和8年8月3日の改正で、人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースについて、汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練を助成対象外の例として挙げました。対象の例は、営業担当者が生成AIで提案書の構成案を作る訓練です。業務名で書けない研修は、効果が出にくいだけでなく、助成の対象にもなりません。
3. 期間中に毎週何が出るか
研修の失敗は1つです。やった気になって終わること。事後のアンケートで満足度が高くても、翌月に誰も使っていなければ費用は戻りません。数字で見えなければ、止まったことにも気づけません。防ぐ方法も1つです。期間中に毎週、数字で状態が出るようにします。
当社の Qu ③④では、受講者1人につき1つ、本人の業務課題からテーマを決めます。専属トレーナーが週1回1時間の1on1でテーマの実装に伴走します。記録するのは毎週3つ。取り組み時間の累計、達成率、モチベーション。トレーナーの所見と合わせて、受講者の上司やご担当者様に毎週お渡しします。
週次報告書の様式は次のとおりです。数値は架空のもので、実在の受講者ではありません。
- 受講生A 面談実施日 10/14。テーマは、見積書のたたき台を生成AIで作る。取り組み時間 12時間、達成率 40%、モチベーション 4。所見は、過去の見積3件を読み込ませ、項目の抜けを指摘させる形ができた。単価の根拠が出ないので、来週は原価表の渡し方を決める
- 受講生B 面談実施日 10/15。テーマは、会議の議事録を当日中に配る。取り組み時間 9時間、達成率 55%、モチベーション 3。所見は、文字起こしから決定事項の抽出まで通った。所要時間は伸びたが、本人が形式に迷っている。来週は配布先に見せて反応を取る
- 受講生C 面談は未実施。出張のため。テーマは、顧客への提案書の構成案を作る。取り組み時間 6時間、達成率 20%、モチベーション 4。所見は、先週の続きで、来週は2案を並べて上司に見せる
面談をしなかった週も行を出します。数値が2週続けて下がった受講者は、ご担当者様に個別に連絡します。離脱は達成率より先にモチベーションに出るので、達成率が伸びていてもモチベーションが落ちていれば、その受講者には翌週のうちに手を打ちます。
毎週の数値記録を標準の成果物にしている研修は、当社が2026年8月に相場を調べた範囲ではほとんどありませんでした。研修会社を比べるときは、毎週何の様式が出るかを見せてもらってください。「丁寧に伴走します」という言葉では比べられません。
4. 終わった後に何が残るか
残るべきものは2つです。成果物と、それを社内で説明できる状態。
当社の Qu ③④は、最終週に成果報告会を行い、受講者自身が作ったものを全員の前で発表して締めます。③は個人が自走できる状態を、④はチームが作れて自走できる状態をゴールにしています。
残らないものもあります。当社の教材は期間中だけ見られます。終了後は見られません。続けたい場合は学習基盤 Qu-bis の利用料をいただく形です。教材の本数を売りにする研修は、終了後に教材へのアクセスが残るかどうかも確かめてください。
5. 助成金の説明が正しいか
「実質無料」「0円研修」「必ず採択」と書く研修会社は避けてください。厚生労働省が名指しで禁じている勧誘で、不正受給に関わると研修を受けた側も返還と名称公表の対象になります。
当社は助成金について、次の4点を必ずお伝えしています。
- 支給を保証するものではありません。審査は労働局が行い、制度は変更されることがあります
- 賃金の助成は従業員への給与の補填なので、実質のご負担には含めていません
- 受講できるのは雇用保険の被保険者に限られます。法人役員は通常この要件を満たしません
- 申請は提携の社会保険労務士が担います。当社は資料を用意しますが、申請書類は作りません
対象になる条件は、別の記事「生成AI研修に人材開発支援助成金は使えるか」で厚生労働省の一次資料から整理しています。
よくある質問
京都市内の会社でなくても受けられるか
受けられます。当社の研修はオンラインを基本にしているため、京都府外の会社でも受講できます。訪問が必要な場面は別途ご相談ください。
京都で無料で生成AIについて相談できる場所
あります。公益財団法人京都産業21の IoT・AIビジネス相談窓口と、京都市のデジタル・DX人材育成講座が2026年9月時点で案内されています。講座は市内中小企業向けで参加費無料、全6回です。
研修の期間
当社の③ 1on1型短期集中研修は2か月、④ 生成AIチーム内製化研修は3か月です。週1回の1on1またはチームセッションと、隔週の全体Live講義で進めます。
受けられる人数
③は5名まで、④は4〜6名です。隔週の全体Live講義は人数に関わらず社内のどなたでも参加できます。
費用
参考価格で、③が1,200,000円、④が2,400,000円です。税別。助成金が適用された場合の試算はお問い合わせ時にお出しします。
次の一歩
研修の中身が業務名で書けるかは、テーマを決める段階で分かります。研修の進め方は Qu のページをご覧ください。
参考資料
- 公益財団法人京都産業21「IoT・AIビジネス相談窓口」
- 京都高度技術研究所「令和8年度 京都市DX推進プロジェクト デジタル・DX人材育成講座」
- 京都高度技術研究所「令和8年度京都市DXによる生産性向上支援事業」
- 厚生労働省「事業展開等リスキリング支援コース改正 令和8年8月3日からの変更点について」
※公的支援の内容と募集状況は2026年9月時点のものです。申込前に各機関のサイトで最新の案内をご確認ください。

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